こんにちは。管理栄養士の飯田ゆきです
年末の繁忙期で、ちょっと寝不足気味になってませんか?
そのちょっとした寝不足が、あなたの体に深刻なエラーを起こしている事はしっていますか?
ある研究では、寝不足、特に徹夜明けは
- 不注意が3倍
- 作業手順ミスが2倍
になったそう*
睡眠不足の人は、やることすべてを注意して行う必要があり、ひどいミスなど犯さないと自分を信用することはできません。例えば、車を運転している時など、ミスすれば悲劇的な結果につながります
共著者キンバリー・フェン
作業ミスを起こす確率は
共著者ミシェル・ステパン
・途中覚醒があった人で15%
・徹夜した人は30%
に跳ね上がった。
足りないだけじゃない!害が膨らむ【睡眠負債】
足りないだけなら、寝溜めすれば良いんじゃないの?
と考える人も多いとおもいます。ですが、寝不足が続くことはつまり、脳へのダメージを蓄積することなんです。
どれくらいの負債を抱えるのか調べた実験では、40分の睡眠負債を返済するのに……
294時間かかる!(1日14時間ベッドにいることを、21日間続ければならない)
という結果があるほど。
たった40分で寝不足にそんなに?!
睡眠不足がどれだけ身体、特に脳にダメージを与えるのか、イメージいただけましたか?
日本人の35%以上が睡眠負債を抱えている
2019年度の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によれば、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は男性で36.7%、女性で35.4%。
10人中3〜4人は睡眠負債を抱えているという事!
月曜日の朝が憂うつなのは、睡眠負債の蓄積のせいかも……
脳へのダメージを減らすために出来ること
そんな事言っても、時間が足りないよ!
そうですよね。
ただ、睡眠時間が6時間以下の日が続けば、それだけ頭の回転も悪くなり、結果的に仕事に時間がかかって効率はどんどん下がってしまいます……
もどかしい……!そんなあなたに、簡単な対策をご紹介します!
ペンシルベニア大学の実験では、食事の時間を少し気をつけるだけで、パフォーマンスの低下が防げたそう。
毎日4時間睡眠の生活で、夜10時以降は食事をしない(水はOK)よう過ごしてもらった所ところ、認知機能や注意力の低下がみられなかった*
以前ご紹介したプチ断食(12〜20時など、8時間以内に食事を済ませ、16時間は断食する)が効果的という事。
疲れやむくみの解消、寝起きの快調さも実感できると思うので、忙しい時期だけでも取り入れてみてはいかがでしょう?
10時までに帰れない時は、会社か外で食べる事にしようかな
断食に頼りすぎないように!
実験では4時間睡眠を3日間行っての実験でしたが、最初に書いた通り、6時間以下の睡眠は、質がどうであれ負債につながります!
- まずは睡眠時間を7時間は確保する
- どうしても時間がない時は「プチ断食」も取り入れる
- 断食する時も、必要なカロリーや栄養は確保する
これらを守って、忙しい時期も生産性を落とさずお仕事をこなして行きましょう!
それではまた。