春が近づくと、気温の変化はもちろん、卒業やクラス替え、就職、移動、それらに伴う引っ越しなど、生活環境が変化する人も多いでしょう。
内容があなたにとって良いことでも、悪いことでも、「変化」というのはストレスのトリガーになります。
今回は、変化がストレスを起こす仕組みと、それを和らげてくれる食べ物について解説します。
変化はストレスの素?
人は本来、「変化」に弱い生き物です。
私たちの脳は「現状維持」を好みます。変わる事で平穏や安心が保たれなくなる可能性があるので、脳は「本能的に」変化に敏感で、不安に感じるようできています。
嬉しい変化であっても、脳は「変わる事」自体を『不安』と捉えてしまいます
ただし、この「変化=不安」という感覚は、もはや条件反射のようなもので、大半は気にする必要もない、いわば「幻想」です。ここに囚われる必要はありません。
ストレス
とはいえ、頭に不安がよぎると、ついその事について考えてしまいますよね。
特に身体が疲れていたり、夜寝る前なんかは悪い方に物事捉えがち。
だからこそ、変化による不安やストレスが「本能的な感覚」である事を理解しておく事が大切です。
きちんと知っていれば、余計なストレスを減らす事ができますね
抗酸化作用でストレス解消!
身体はストレスを感じると、それに対抗するために「ストレスホルモン」を分泌し、脳神経を興奮させます。
脳が興奮すると、
- ホルモン分泌の乱れ
- 酸化が進み、細胞がダメージを受ける
ので、大まかにいうと心身ともに疲弊してしまいます。
酸化とは、りんごの切り口が茶色に変色して腐るのをイメージしてもらえるとわかりやすいですね。これが細胞で起こることで、シミやシワ、血管の老化、生活習慣病などの病気の引き金になります。
ストレス時は、ビタミンやミネラル、タンパク質をいつも以上に消費するので、これを「補う」ことと、ストレスホルモンの分泌を抑えることが大事。
ベリー 類
ブルーベリーやイチゴなどのベリー類には「ポリフェノール」が多く含まれます。また、ビタミンも豊富。
ポリフェノールは腸内環境を整える作用もあるので、ストレスに強い身体を作るのにも必要です
果物なので糖分を気にされる方も多いですが、食物繊維や、これらの栄養素が取れるので、毎日100g程度食べるのがオススメ。
特に色が濃い品種(ブルーベリーやブラックベリー)ほど、ストレスに効く「ポリフェノール」が多いので冷凍ブルーベーリーなどを活用すると良いですね。
チョコレート
チョコレートの原料、カカオに含まれる「ポリフェノール」や「テオブロミン」は
- ストレスホルモンの抑制
- 血行が改善し、身体(筋肉)の緊張をほぐす
- 自律神経を整える
といった効果があり、心身のリラックスさせてくれます。
以前書いたように、抗酸化作用はアンチエイジング効果もあるので、美容や健康にはオススメの食べ物です。
もちろん、ココアやカカオニブなどにも含まれるので、砂糖を控えめにしたい人はこちらも活用してみましょう。
ナッツ
ビタミンEやオレイン酸などがストレス反応を和らげてくれます。また、免疫力を上げることで、ストレスに強い身体作りにも一役買ってくれます。
余分な糖や脂肪の吸収を阻害する効果もあるので、ダイエット中に小腹が空いた時などにもオススメ。
- 1日1日20〜28gがベスト*(これ以上摂っても効果は上がらないそう)
- なんでもOKだけど、オススメはくるみ、アーモンド、カシューナッツ
チョコを減らしたい時、ナッツ+カオニブ+ダークチョコをミックスして食べてました!
まとめ
- ストレス対策には「ポリフェノール」と「ビタミン・ミネラル」が必要
- ベリー類は1日100g程度
- ダークチョコレートは1日に20〜45g程度
- ナッツは1日20〜30g程度
先ほども書きましたが、ストレス時は、ビタミンやミネラル、タンパク質をいつも以上に消費します。
なので上記の食材に加え、普段から
- 野菜類
- 肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質
の補給もお忘れなく。
それでは、また。