こんにちは。管理栄養士の飯田ゆきです
コーヒーは身体にいいよ!
カフェインのとりすぎは良くないんでしょ?
といろんな情報が出回っている中で、
コーヒーで本当に「思考パフォーマンス」が上がるのでしょうか?
というご質問をいただきました。
習慣的にコーヒーを飲んでいる方は気になるポイントですよね。今回は具体的な効果とベストな飲み方についてご紹介します。
コーヒーで脳の機能が上がる!
質問への答えは「上がります」
まずはコーヒーで得られる効果をご紹介しますね。
・認知症のリスクが下がる
・総死亡率が10%下がる
・糖尿病のリスクが30%下がる
・肝臓の機能が向上する
・午前中に飲むと記憶力が30%上がる
記憶力については、
・20歳前後だと午前中に飲んだ方が良い
・けど65歳越えると午後の方が効果が出る
なんてデータもあるんで、このあとお話しする「個人の代謝力」と合わせて活用してみてください。
知られざる「香り」の効果
他にも、香りを嗅ぐだけで
・注意力が上がり、分析力が1.7倍になる
・説得されやすくなる
という効果も。
コーヒーが苦手な方でも香りをうまく使うことができそうですね。
午後の仕事前にコーヒーを入れてオフィスにいい香りを広めてみたり、会議や交渉ごとの際にコーヒーを差し入れすれば、気づかいで好感度もアップ!
会議もスムーズに進み、こちらの提案を聞いてくれやすくなるかも!(あくまで「香り」が大事なので、ホットコーヒーを注文するようにしましょう)
適量は?
150mlにカフェイン100mg程度が含まれていて、1日に200mg程度が適量とされています。
つまり1日に1〜2杯程度です。
コーヒーが苦手・ブラックが飲めない方はエスプレッソを使った「ラテ系」がオススメ。ドリップコーヒーに比べてカフェイン量は少なめです。
また、インスタントコーヒーは市場でよく使われている豆の種類から考えると、カフェイン量はちょっと多めです。
個人の許容範囲とデメリット
最大6杯まで健康効果の上昇は確認されていますが、個人の許容を超えると脳が刺激を受け過ぎて疲れてしまうので要注意。
そもそもカフェインが体に合わないタイプの方もいます。
私は遺伝子検査の結果「カフェイン摂取により不安を感じやすい傾向」でした。

実際、スタバでトールサイズ以上のドリップコーヒーを飲んだ日は、変な焦りや頭痛、気持ち悪さが出てきます…
「内向型な人は2杯以上のコーヒーで作業効率が落ちる」ってホントなんだぁ…と妙に納得しました。
インスタントコーヒーは本当に体に合わなくて、打ち合わせでブラックコーヒーが出てきた時は、帰り際に一気飲みして平静を装って退席する。なんてことをよくしています。
つらタン( ;∀;)
と言う事で、カフェインの代謝機能については遺伝子検査(1とか2とか)で調べるのが有効。
飲んだあとの調子の良し悪しも含めて、自分の適量を見つけてみてください。
目覚ましコーヒーの正しい使い方
目覚ましにコーヒー飲もう
と、運転中や昼食後にコーヒーを飲む人もいますよね?
カフェインによる覚醒効果は、飲んでから30分後くらいから出始めます。なので、眠くなってからではなく、いつも眠くなる時間の30分前から飲み始めるのがオススメです。
この覚醒効果をうまく利用した休憩方法があるので、ぜひこちらも参考にどうぞ。
10〜20分のお昼寝で3時間の睡眠に匹敵する効果が得られるので、睡眠不足に悩んでいる方はぜひお試しあれ!
まとめ
・全体的に見ればコーヒーは健康効果大!
・ただし適量は個人差あり
・きちんと知りたい人は遺伝子検査を活用
以上を踏まえ、みなさん楽しいコーヒーライフをお過ごしくださいね!
それではまた。