こんにちは。管理栄養士の飯田ゆきです
ダイエットの悩みって尽きないですよね?
特に「頑張って痩せようとしているのに痩せない」って、とっても辛い。。。
いろいろ試しているけど全然痩せない……
あの子は上手く行ってるのに……。。。私の努力が足りないのかな?
こんな風に悩んでいる方も少なくないと思います。
私も職業柄、たくさんの質問や相談を受けてきました。中にはとても長い時間ダイエットに費やしているのに痩せられないという人も多々いました(T_T)
では……
・どうしてダイエットをしても痩せられないの?
・なぜダイエットをして痩せられる人と痩せられない人がいるの? どこで差が出てしまう?
・正しいダイエットの方法って結局なんなの?
今回は、そんな根本的な疑問の答えをまとめてみました。
これが分かれば今までダイエットに失敗してきた人も、なかなか成果が出なかったあなたも、劇的ビフォーアフターが体験できるかも!
いえ、できるはずです!!
なるべく簡単に……気持ち的には宇宙一簡単に書いたつもりなので(笑)、参考にしてもらえたらとても嬉しいです^^
目次
結論:●●の方向性を正せば誰でも痩せる!
まず結論を書いてしまいますね。
痩せられないのは努力の方向性が間違っているだけ
=努力の方向性を正せば、効果は必ず出る!
です。とてもシンプルですよね。
実は効果が薄いダイエット法って世の中にたくさんあるんです。
なのでもし「継続してやっているのに全然痩せない」と感じているとしたら、そのダイエット法の効果が薄い=努力の方向性を間違ってしまっている可能性が高いんです。
ではどうやったら努力の方向性を正せるのでしょうか?
一番簡単なのは、ダイエットが成功する仕組みを知っておくことです。
超シンプルなダイエットのしくみ
考え方はとってもシンプル。難しいことなんてありません。
下の表をみてみてください。
※表だけ見るとちょっと難しく見えちゃうかもしれませんが(笑)、全然難しくありません!

色々書いてありますが、大事なのは右のピラミッドです。
・「必須」のことをやれば痩せる
・「やってもやらなくても変わらない」ことをすれば痩せない
ね? 簡単ですよね?
そして想像してみてください。
必須の部分を見ないで、真ん中の「そこそこ効果があるもの」や下の「やってもやらなくても変わらないもの」から手をつけ始めるとどうなるでしょう?
…
…
…
…
…
さてさて。どんなことが浮かびましたか? 私はこんなことが浮かびました。
寝る前のハチミツはダイエットにいいらしい。ハチミツ舐めよう!
↓↓↓2カ月後↓↓↓
ぜ、全然痩せてない。。むしろ2キロ増えてる、、、
きっと誰しもが心当たりがあると思います。
それが、ダイエットをやっても効果がない一番の原因です。
超シンプルな「ダイエットがだいたい失敗する理由」
中には「とっても頑張っているのに全然痩せない」という人もいると思います。
ここでは代表的な「頑張っているのにダイエットが失敗してしまう理由」をまとめてみました。
頑張っているのに9割の人が失敗するパターン①

画像を見てもらえたら分かる通り、「やってもやらなくても変わらない」ことを頑張ってしまっているケースが本当に多いです。
特にテレビやメディアで紹介されるダイエット法は「手軽」で「楽」なものが多いので、それに騙されてしまっているパターンですね。
こういうタイプの方はやる気も継続力もあるのでとっても惜しいしもったいない!
言い方を変えると「努力の方向性さえ正せば、劇的に変わることもできると思います^^」
頑張っているのに9割の人が失敗するパターン②

このパターンの人もとっても多いです。
努力の方向性が分散してしまっているパターン。
中にはそこそこ効果的なものもあるかもしれませんが、「やってもやらなくても変わらない」ことにも手を出してしまっているので、総合的に効果が薄れてしまっているんです。
こういうタイプの方は、「必須」なことにコミットして取り組みさえすれば劇的な成果を得られる可能性があります。
でもどうして私たちは正しい努力をすることができないのでしょうか?
また、なぜ「効果のないダイエット法」がこんなにも溢れかえっているのでしょうか?
なぜ人は「効果のないダイエット法」を”選ばされてしまう”のか?
私たちが正しい努力をできない理由は……
・情報が溢れかえっている
・情報の正しさを判別できない
というのが主な理由だと思います。
例えば情報が世の中に広がる仕組みと、その情報を受け取った人たちの行動を図にしてみました。

こんな感じです。
テレビにしてもネットニュースにしても雑誌にしても、情報を掲載する枠(時間や文字数)に限りがあります。なのでメディアは可能な限り情報を切り取ろうとするんですね。
しかも視聴率やページビューがほしいので、めちゃくちゃ効果があるかのように盛ります。
なので情報を受け取る側からすると……
めっちゃいいじゃん!効果あるじゃん!
ってなるんですが、実際にはほとんど効果がない(=ほとんど効果がないことを努力してしまっている)なんてことも珍しくないんです。
「カテキンはガンに効きます!」の真実
例えば私が大学時代に研究していたテーマについて紹介します。
大学の研究室で「ガン細胞にはどのカテキンがどれくらい効くか」という研究をしていました。
毎日毎日ガン細胞を培養しては、そこに直接カテキンを投入して細胞数を数えるという地味な作業。
実験ではA・B・C・Dの4種のカテキンを使って効果を比べたんですね。で、A・C・Dは00.5%しかガン細胞を死滅させられませんでした。
一方、Bは0.5%でした。つまり、他に比べて10%も効果が高かった訳ですね。そしてBのカテキンは緑茶由来でした。(※この結果はあくまで「仮定」の話。正直、結果は全然覚えてないです)
で、これが論文として世の中に出て、メディアの注目を浴びるとどうなるでしょう?
緑茶でがん細胞が消える?そんな最新の研究に注目が集まっています
となり……
緑茶でガンが消えるって!緑茶飲もっ!(((o(*゚▽゚*)o)))
あっという間に緑茶ブームが到来します。
でも知ってる側からすると……
あ、あの、えっと、細胞に直接カテキン投入してたので、飲んで解決する訳じゃないんです。。しかも効果あったとしても0.5%ってめちゃくちゃ微々たるものです。。。
となるんです。
そして「カテキンと抗がん剤、どっちが効果があるの?」って質問の答えは圧倒的に抗がん剤です。抗がん剤、最強です笑。私とフリーザくらい戦闘力が違います。
誰もが飛びつきがちな「簡単!楽チン!お手軽」の背景にはこんな真実が隠されているケースが多いんです。知らないって本当に怖いんです。。。
超シンプルなダイエット成功の法則
ここまでダイエットで失敗する典型例を書いてきました。
しかし一方で「あんまり頑張っているように見えないのに痩せている人」や「短期間で急に痩せる人」がいるのも事実です。
彼ら彼女らに共通していることはなんなのかというと……以下の図にまとめてあるとおりです。

もっとわかりやすく文字化するなら……
ダイエットに効果のある「必須」項目だけをやっている
ですね。
(もちろんそういう人もいますが)うまくいっている人は他人の何倍の努力しているわけでも、体質的に恵まれているわけでもありません。
効果のあることを、着実に、淡々とやっているだけなんです。
例えば……
3カ月後、ハワイ旅行で水着を着る。くびれが欲しい
↓↓↓
今くびれがないのは「甘いお菓子の食べ過ぎ」と「筋肉不足」=「脂肪が多い」が原因
↓↓↓
お菓子をナッツに切り替えて脂肪の摂取を控える。家でできる範囲の筋トレや、なるべく階段をのぼるなどカラダを動かす機会を増やす
こんな感じです。
この人は自分の目的と課題が把握できていますよね? だからこそ改善案が立てやすい。
むやみにダイエット法を試してはちみつをなめる毎日を送ることもないはずです。
さっきの3つの工程に名目をつけるとするなら……
目的:3カ月後、ハワイ旅行で水着を着る。くびれが欲しい
↓↓↓
課題:今くびれがないのは「甘いお菓子の食べ過ぎ」と「筋肉不足」=「脂肪が多い」が原因
↓↓↓
改善案(ダイエット法):お菓子をナッツに切り替えて脂肪の摂取を控える。家でできる範囲の筋トレや、なるべく階段をのぼるなどカラダを動かす機会を増やす
となります。
そして改善案=ダイエット法が「必須」の項目なら……3カ月後には美しいくびれに加え、ダイエットを成功させた自信を手にハワイのビーチに立てていることでしょう!
「努力が足りないから痩せない」は間違っている
繰り返しになりますが、ダイエットが成功しないのは「努力が足りないから」ではないケースがほとんどです。
私の努力が足りないから……
体質的にいくら頑張っても痩せないんだ……
そうな思いを抱えて悩んでしまっているとしたら、とってももったいないことだと思います。
ちょっとダイエットへの見方や取り組み方を変えるだけで大丈夫。
そうすれば劇的にカラダが変わる可能性は十分にありますよ!
いくら英語の問題集を解いても話せるようにはならない
ダイエットで痩せないことに悩んでいる人は英語を思い浮かべてみるといいと思います。
日本人は義務教育で最低3年(今は小学校から英語が始まっているのでもっと長い)、高校や大学もいれると6年、10年ほど英語を勉強しています。
でも英語が話せる人ってとっても少ないですよね?
なぜそうなっているかというと、日本の英語教育は英会話に適していないから。授業でほとんど喋らず文法ばかりやっていたら話せるようになりませんよね?
もちろん中には話せるようになる人もいますが、ほんの一握り。大多数は10年勉強しても話せずじまいです。
これ、ダイエットに置き換えたら恐ろしくないですか?
いくら努力しても、努力の方向性を間違えていたら10年経っても痩せないんです。。。
恐怖。
でしかないですよね。
でも日本人でも英語が話せる人がいるように、努力の方向性を正せば痩せることも難しくなくなります。
なので大事なのは「努力の方向性を正すこと」。
そこさえしっかり抑えられれば、自然と痩せることができちゃうんです。
宇宙一正しいダイエットの取り組み方がコレ
ではどうやってダイエットに取り組めばいいかというと、以下のことを頭に入れておくのがいいと思います。
・短期(数ヶ月単位)で取り組むダイエットに意味はない
・痩せる習慣を作って継続する
・理想の体型になったら、太らない習慣を作って継続する
当たり前のことですが、コレさえ実践できれば他に特別なことをする必要はありません。
基本的に、短期で取り組むダイエットに意味はありません。太らない習慣を作って継続しないと、必ずリバウンド地獄に陥ってしまうからです。
最初は大変かもしれません。でも、短期的に無理なダイエットを行うより、長期的に無理のない習慣を作っていくほうがカラダにも心にも優しいですよ。
・極端な食事制限、糖質制限
・週4回、ジムで2時間みっちり筋トレ
・毎日5キロのジョギング
これ、続かないですよね? それよりも……
・最低限食べない食品を決める(おかしなどの加工食品)
・週2回、自分の体調に合わせて筋トレ。もしくは1日10回の腕立て&腹筋からはじめてみる
・エスカレーター移動を階段に、自転車を徒歩に変えて動く動作を増やしてみる
どうでしょう? これならできそうな気がしませんか?
ダイエットの悩みを解決するには?〜管理栄養士の私にできること〜
ここまでダイエットや健康について書いてきました。
もしここで書いたことを自分で実践できたなら、理想の体型を手に入れることも難しくないはずです。
ただし、そうはいっても、
具体的に何をしたらいいか分からない
食生活を自分だけで改善するのは難しい
今まで自分で調べてやってきたけど、本当に合っているのか自信がない
そんな方も少なくないはずです。
もしそんな思いを抱えているとしたら、一度相談していただくのがいいかもしれません。
世の中は膨大な量の食事法やトレーニング法で溢れています。本当に正しい情報なのか、自分に合った情報なのか、判断するのは基礎知識が不可欠です。
そして正しい情報が分かったとしても、自分が無理なく続けられる食習慣や運動習慣に落とし込むのはさらに労力のかかる作業です。
そんなときに解決策となるのが、専門家と一緒になって自分の習慣を作り上げていくこと。
私は今まで、自分自身で様々な習慣を試してきました。さらに1,000人以上の方にカウンセリングを行い、「失敗と成功」=「悲しみと喜び」を共有してきました。
1,000人分の情報と経験が、あなたをサポートしていきます。
「変わりたい」と頑張る人を心から応援したい。そんな思いで、日々食事や体と向き合っています。
もし実際にご相談いただけたなら、私からは以下の2つをご提供させていただきます。
・科学的根拠に基づいた情報の提供
・一人ひとりが無理なく実施できる食事や生活習慣の提案
この2つで、みなさんが生活をより良く、楽しいものに変えてくれればとても幸せです。
【情報ソース】
・生活習慣全般:ハーバード公衆衛生大学院、メイヨークリニック、医療・健康情報ネットワーク、厚労省、他書籍
・習慣化のマインドセット等:メンタリストDaiGo、鈴木祐、他書籍