平成最後の夏、猛暑。
長崎の西端から島根の西端まで、合計約13時間の移動を、いま、まさに終えようとした時、1通のLINEが。


ちょっと待って。
いや、かなり待って。
いま? このタイミングで!?
やっと出張が終わって、もうすぐ夏休み。
お出かけ楽しみ〜 ♪ (((o(*゚∀゚*)o)))
ってやりとりをしていた直後。
確かに当日、体組成測の測定会とアドバイスを行ってました。そんな話もしてました。
してましたよ…でも…
そうじゃないやん。
電車は2時間遅れで博多に到着。
なんかもう色々しんどい…
どの体重計がいいの?
複雑な思いを抱えつつも、お風呂でちょっと考えてみました。
この質問、実はカウンセリングを受けている方からもよくされるんです。
これまで体重測定する習慣がなかった。
そもそも体重計持ってない。
メモリ式のアナログタイプならあります! っていうレアケースも。
という訳で、この悔しさ(?)をバネに、真剣にリサーチしてみました。
おすすめ体重計3選
選ぶ時のポイントは後ほどご案内しますね。
まずはサクっと結論から。
今回の条件

・左右部位別測定
・筋肉量測定
・価格は1万円程度
つまり体重を計るだけではなく、体脂肪・骨格筋量(鍛えて増やすことができる筋肉の量)の測定が必要になるので、体重計の中でも「体組成計」というジャンルになります。
★1位★
オムロンカラダスキャンHBF-701 9,800円 (税込)
出典:amazon.co.jp
スマートフォンと連動はできないものの、両手両脚測定なので足裏のみで測定するよりも精度が高い! なのにこの価格!
この機種で面白いのは、体脂肪率・内臓脂肪レベルと合わせて「皮下脂肪率」が算出されるところ。
病気とは直接的に関係が薄いとされていますが、余分な皮下脂肪の蓄積はスタイルが崩れる原因になるのでチェックできるのは嬉しいですね。
もちろん測定データは本体に3ヶ月分蓄積されるので、体の変化もしっかりチェックできますよ。
要望に全て応えた秀才です。
★2位★
タニタ インナースキャンデュアル RD-906‐BK 12,615円 (税込)
出典:amazon.co.jp
なにこれ!
めっちゃカッコいい!!
さらに見た目を裏切らない高性能!
足裏のみでの測定のため「左右部位別」で体脂肪や筋肉量の表示はありませんが、一般的な体組成で使用されるBIA法・DEX法に加え、医療分野で主流の2つの周波数(デュアル周波数)で測定。個人差を反映した分析が高精度に行えます。(※BIA法、DXA法は当然1位のカラダスキャンでも使用されています)
Bluetoothでスマートフォンと連動OK!
アプリ「タニタヘルスプラネット」で測定データ等を一括管理できます。

出典:tanita.co.jp
★3位★
タニタ インナースキャンデュアルRD-800-BK 39,800円 (税込)

出典:amazon.co.jp
価格オーバーですが「次世代の体組成計 最高峰モデル」と豪語するだけあって、一般家庭用でこのスペックはかなりお買い得という逸品。
デュアル周波数・8電極式の両手両脚測定なので、50g単位で計測できて精度は言うことナシ! 全身5部位(体幹・両腕・両脚)の脂肪率・筋肉量・筋肉スコアを測定できます。
さらに脈拍測定機能付きなので「運動時目標脈拍数」を算出してくれます。運動習慣がある方や効率的にトレーニングしたい方には嬉しいですね。
もちろんRD-906と同じくタニタのアプリが利用できるのでデータの記録や比較も簡単。
メーカーでいうならやっぱりタニタとオムロンは強いな〜と思います。蓄積データやエビデンスが多いので。あと両手両脚測定の国内メーカーはこの2つしか選択肢がないかなと。
●対比表 (各種の取扱説明書より抜粋)

●選ぶ時のポイント
これまで多くの方のダイエットやトレーニングの相談を受けてきて本当に大事だな〜と、いつも感じていること。それは…
『 簡単 』であること。
正確には
「 面倒臭いと感じない条件を揃える 」
ことですね。
これを体重計に当てはめると選ぶ時のポイントは
- スマートフォンと連動・記録
- 過去データの蓄
- 積体重・体脂肪・骨格筋の測定、部位別測定
- 精度が高い(連続で測定しても誤差が出にくい)
こんなところでしょうか。
⒈のスマホ連動は必須 だと思っています。アプリと連動するだけで、記録・蓄積・評価・目標と現状との差など、全て「可視化」してくれます。
これだけで意識づけができますね。
あと記録の仕方。
特に点と点をつなぐ折れ線グラフは、取り組みの連続性可視化するため、心理的に取り組みを継続しやすくします。何か続けたい目標がある場合は棒グラフより「折れ線グラフ」を使ってみましょう。
⒉連動しない場合でも、過去のデータ(最低でも3ヶ月分)が蓄積されると比較ができるのでオススメですね。
⒊の測定項目について、体脂肪が落ちてくると次第に筋肉量やスタイルなど、気になる項目が段々増えてきます。
現在トレーニング中の方はもちろん、とりあえず体重がきになる方も、体重・体脂肪・骨格筋量、部位別測定ができると「体型を維持しよう」「もっと良くしよう」という気持ちになりやすいと思います。
これも取り組みの継続を促すのに役立ちますね。
最後は⒋の精度です。
5秒前に測定した体重と、今の体重が1kgも違ったらどう思いますか?体重計が信じられないので、多分乗らなくなりますよね。せっかく食事管理や運動をしているのに成果が出ているか分からないのは誰でも嫌だと思います。
これらを踏まえると、これからの健康管理や体型管理に「 投資 」する額として1万円という価格設定は非常に理にかなっているなと思います。すごいな…
最後に
冒頭でお話しした合計13時間の長旅ですが、地方で私が行ってきたのは
インボディ測定
でした。

出典:amazon.co.jp
Amazonで1,350,000円で売ってます。笑
こちらは医療機関やスポーツジムにある測定器で
- 体重、BMI
- 体脂肪量、体脂肪率(全身・5部位別)
- 骨格筋量、筋肉発達率(全身・5部位別)
- 内臓脂肪レベル
- 基礎代謝量
- 腹囲
- 骨量評価
などが測定できます。
タニタはデュアル周波数を売りにしていますが、こちらは多周波数測定・8点接触型電極などなど、ハイスペックこの上ないです。(詳しく知りたい方はwiki参照)
最近は置いてある施設の数も増え、測定価格も2回目以降は安くなるなど、サービスも充実しています。
例として、医療機関では予約をすれば
- 1回目1,000円、
- 2回目以降解説なし・測定のみで500円
などで実施しています。
スポーツジムなら会費に含まれていたり、会費+1回1,000円程度でできます。
体脂肪や骨格筋量は1日や2日で大きく変化することはありません。なので測定の頻度は短くても3ヶ月に1回程度でいいでしょう。
仮に1万円をインボディ測定に当てるとすれば、医療機関の例で行くと計19回。
5年近く測定できますね。
なので、普段は安価な体重計で測定しながら生活習慣の管理を行い、3ヶ月に1回程度インボディで測定する。というのでもいいと思います。
私はここ5年ほど、このスタイルで測定をしています。生活を変えてから体が変わるのに3ヶ月程度はかかるので、丁度良いと感じています。(ちなみに1ヶ月ごとに測定したこともありますが、やっぱり変化が極小すぎて面白くなかったです)
絶対これがイイ!というのは、正直ありません。
それは体重計も、食べ物も、運動も同じです。
今回は条件付きでしたのでランク付けできましたが、条件がなければ結局は主観ですからね。
自分の生活スタイルや性格に「 合わせて 」選んでみましょう。
それではまた。
機器最終更新:2018年8月