ある懇親会で、コース料理にほとんど手をつけない方がいらっしゃいました。
聞けば食事を済ませてきたとのこと。
急な誘いでもなかったのに、何でかな? と詳しく話を聞いてみると、食事改善に目覚めたのだとか。
「来る前に家で野菜500g食べてきて、もうお腹いっぱいなんです。飲み会の時はいつもそうしてます」
お酒はもちろんソフトドリンクも飲まず、お水だけで過ごされていました。
正しさはその人の中にある
私は食べることが好きなので、飲み会に行ったり、カフェでスイーツを食べたりもします。
むしろ、美味しい食事を食べながら“これカロリーオーバーだな”とか、家に帰って“何であんなに食べちゃったんだろ”とか
食べることでマイナスな気持ちになるなんて嫌!
と思っているので、メリハリつけて食事をしています。
なので、ここまでストイックな方を見ると「食事って、もっと楽しいものなのにな」と、少し残念に思ってしまいました。
あなたはどちらの食生活が「健康的」だと思いますか?
楽しいのはどれか?
〇〇がいいよ!
△△がオススメ!
身体の悩みを相談すると、こんな風にいろんな人の「イイ」が集まってきます。
けどそこで一度立ち止まって考えてみてください。
「どれなら楽しくできそうかな?」と。
先程の「どっちが健康的?」という質問ですが、もちろん答えはないです。
残念に思ったのも主観でしかないし、この人にとって「今」正しいのは“飲み会で食生活を乱さないこと”なのんだと思います。
身体を一度リセットするため、一時的にストイックになるのも、昨日お菓子食べちゃったから今日は我慢するのも、どちらも「身体にイイ」こと。
進み具合も、方法も、最終的な目標も、100人いれば100人とも違います。
「健康」を決意するほど挫折
「健康」「ダイエット」などをモチベーションにすると挫折するのは有名な話です。
行動心理学の分野でも運動・食事共に
- 長期的で抽象的な目標はやる気を削ぐ
- 好みに合わなくても「一般的に正しい」物は取り入れるスタイルは失敗の元
ということが分かってます。
- 「実践して、割とすぐ得られるメリット」をモチベーションにする
- 実施内容には自分の好みを取り入れる
具体的には
- プロテイン飲めば晩ごはんまでお腹空かない
- ヨガの後のリフレッシュ感
- いくら身体によくても苦手だからブロッコリーは食べない
- お菓子の砂糖は良くないけどチョコレートだけは食べる
などですね。
心の「余裕」は考え方で
行動の「余裕」は嗜好を取り入れることで、それぞれ対応しましょう!
まとめ
- ストイックが「イイ」かどうかは人による
- まずはすぐに得られるメリットに目を向ける
- 自分の嗜好を2割程度は取り入れる
- やり方は十人十色。他人じゃなく先週の自分と比べよう!
仕事も健康管理も、やることを「正しさ」でガッチガチに詰め込んむとしんどいですよね。ある程度の「余裕」を持たせるのは、身体にも心にも大事です。
けど「行動」に余裕を作りすぎるのはただの「甘さ」
そのちょうど良い配分が2割程度なのかなと。
「健康」のための生活習慣に疲れてきた人は、ぜひ試してみてくださいね。
それではまた。