今回は少し雑談というか、体験レポートを。
先日、東京の森美術館で開催中の「未来と芸術展」を見に行ってきました。(2/29の時点で、コロナの影響から3月中旬まで一時クローズとなっています)

新しい都市開発、空に浮かぶ未来の暮らし、地球以外の惑星での調査用シェルター……
会場全体に見て、触って、体験できるインスタレーションであふれているので、建築や機械技術の知識なんかなくても、大人から子供まで楽しめるエンターテイメントな空間になっていました。
ファイナルファンタジーや宇宙兄弟を見てきた身としては、もうテンションだだ上がりでした。
(VRも初体験したし……ホント楽しかった!)
中でも興味を引いたのは「OPEN MEALS」の展示

食をデジタル化し、インターネット、そして個人の体とつながることで「食文化」に革命を起こす!というもの。
OPEN MEALSに魅力を感じたのは、単にテクノロジーの進化による「美食」の普及だけでなく、その先に《個々のDNAや腸内フローラ、健康データに基づく食のカスタマイズ化》を視野に入れた、食文化の変革を見ているところ。
PSYCHO-PASSってアニメで、ホログラムAIが主人公にひっついて回って、昨日の食事を参考に朝食の提案をしたり、天候やエリア状態からオススメサプリメントを紹介したりと、かなり未来的なやりとりを行っているシーンを思い出しました。
現状では、さして実用的な教育もないままに、食事や健康の管理は自分で行わなければなりません。
これだけ多種多様な色を楽しめる日本では、好きなも、美味しいと感じるものだけを食べていると、モノによっては肥満や病気、がんのリスクが増すばかり……
技術の発展で「美味しい」×「健康的」が自動で最適化された社会になれば、身体ストレスのせいで落ち込んだり、他者と言い合ったり、そのせいでメンタルが悪化し、食事を蔑ろにして身体ストレスを増やす……という悪循環が世の中から消えるかもしれませんね。
とはいえ、そんな素敵な世界がやってくるまでに、あと半世紀はかかるでしょう。
どういったものが「自分」にとって最適か、判断し、選ぶ力は、現代ではまだ必要。
今まで味わったことのない「未来の美食」を体験するためにも、今の身体を整えておきたいものです。